こんにちは。うぃたです。今回は八ヶ岳の硫黄岳に日帰りで登った話をします。
そもそも硫黄岳って?
南八ヶ岳の最北端の山。標高2760m。また、巨大な火口壁(通称「爆裂火口」)が山頂にある。標高が高い割には急登や危険個所が少なく、登るだけなら初心者向け。山頂からは八ヶ岳の山々はもちろんのこと、北アルプス、中央アルプス、南アルプスすべてを見ることができる。
登山ルート
登山記録
出発の前に…
今回我々が出発地に選んだのは桜平駐車場。
まずここに着くまでが一苦労でした。というか全行程の中で一番きつかったかもしれないです。
まずナビタイムやGoogleマップに駐車場まで行く道が記載されておらず、当然ながらナビもしてくれません。
Googleマップの方は地点としては出るのですが、道がないため他の道から山の中を歩けという指示が飛んできます。やばすぎ。
Google先生にナビを頼む場合は唐沢鉱泉・桜平分岐を目的地に設定し、そこで右に曲がるとよいです。
さてここからが地獄。時間は深夜3:00ごろ。おまけに結構な雨が降っていて当然のように未舗装路です。
そしてこの道路、地面の凹凸がそこそこえげつないです。(わだちや水による浸食ですごいことに)
何も考えずに一般的なコンパクトカーで赴いたため、何度も何度も底を擦りそうになりながら超ゆっくり進みました。(というか3回ぐらいそこを擦りました)
というこどで、向かわれる際は車高が高いタイプの車でいくことを強くお勧めします。(帰りはそこまで怖くはなかったので、やっぱり雨+深夜が良くなかったのかな…と思ったり思わなかったり)
駐車場が上・中・下とあるのですが今回は中を利用しました。(上までいく気力がなかった)
上と中は登山口にそれなりに近いですが、下は結構遠そうなので注意です。
登山開始
時間は空が明るくなり始めた午前3:55ごろ。自分にとっては今シーズン初の登山なので、しっかりと準備運動を行ってから臨みます。
流石は八ヶ岳の中でも北の方。周辺は苔むす森と化していて、見渡すと一面苔です。
雰囲気が屋久島によく似ています。(生えている木は全然違いますが。)
↓屋久島の記事
途中の夏沢鉱泉までは舗装路が続きます。舗装路って結構足に来ますよねぇ。
夏沢鉱泉
標高2,097mの夏沢鉱泉に到着。泊まれるみたいです。
ふと振り返ると、夜が明けていました。
カッコイイ~~!!朝焼け x 山 は神の景色ですね~。これだからやめられない。
なんかここが登山口扱いらしいです。登山届ポストがありました。(自分はネットで提出済み。)
「登るぞ~~」という気持ちにさせてくれる看板。
苔むす森を進む
雰囲気最高でした。いくつか写真をピックアップ。
オーレン小屋
なだらかで歩きやすい登山道だな~とか考えていたらいつのまにかオーレン小屋に到着。
オーレン小屋は標高2,330mにある山小屋です。有料ですがトイレ(水洗!)もあり、缶バッジなどのグッズやご飯・飲み物がいただけます。
鳥がいました。ウソという種類の鳥だそうです。
調べていて「ウソ!?」といってしましましたがウソじゃありませんよ。ウソなんですから。
さらに進む
ちょっとずつ坂が急になってきましたが、まだまだ余裕です。
赤岩の頭
標高2,656mの赤岩の頭に到着です。こちらが硫黄岳方面。
なんか地面が黄色くていかにも硫黄岳って感じがしますね。
周りは高めの雲海が囲っています。もくもく。
右奥の丘のようなところが赤岩の頭です。
左には八ヶ岳の山々が…! 赤岳さん今日もかっこいいです…!
赤岳の頭からの景色はこんな感じ。
阿弥陀岳と南アルプスのツーショット。かっこいいですねえ。
すこし硫黄岳方面に登ってから、八ヶ岳・南アルプス方面の眺望です。奥に中央アルプスも見えますね。
山頂に到着!
赤岩の頭からわずか15分ほどで山頂に到着しました。
硫黄岳の山頂はめちゃめちゃ広いのが特徴です。
山頂からの展望です。左から横岳・赤岳・阿弥陀岳です。見にくいですがこの前登った権現岳も、赤岳と阿弥陀岳の間に見えています。(ちょこんと とんがりが見える)
権現岳の記事はこちら↓
横岳までの稜線
お湯を沸かしてカップ麺。最高。
爆裂火口
何やらすごそうな場所がありますね。実はここが爆裂火口です。
先っぽまで行くことはできないんですが、途中まではいくことができます。すご。
下山開始!
途中のオーレン小屋までは夏沢峠を通るルートで帰ります。けっこうガレ場なので注意。
足元の岩の色がどんどん変わっていって楽しい。
夏沢峠
ここから爆裂火口を見上げることができます。デカすぎてもはや何が何だかわかりません。
さらに下って
朝見た景色もだいぶ違うように見えます。
最後に鹿が見送ってくれました。5秒ぐらい見つめあってしまいました。もう少しで恋に落ちるところでした。
アクセス・注意点
Googleマップでナビをする場合は唐沢鉱泉・桜平分岐を目的地に設定し、そこで右に曲がってください。
そこから先の林道は幅はそこそこあるものの、路面のわだちや浸食によってかなりぼこぼこしているため車高が高めの車(オフロードカー等)で行った方がいいと思います。そこそこ斜度もあります。
運転に慣れていない方は特に注意です。
まとめ
駐車場までの道のりは過酷ですが、登山道自体は急な箇所は少なく、危険個所も落石に注意する場所が数か所あるのみで、初心者向きなように思えました。
手軽に大迫力の八ヶ岳を感じられて満足しました!今年もどんどん登れる山を増やしていくぞ~~!!