【エジプト】カイロ弾丸1泊2日【七不思議】

【エジプト】カイロ弾丸1泊2日【七不思議】


こんにちは。うぃたです。
今年の3~4月に、出張でサウジアラビアのジェッダに行っていまして、その休日にエジプト カイロに行ってきました!
今回はその様子を書こうと思います!

1日目

飛行機で移動

ターミナル1から見る朝焼け。このころはまだのんきに朝焼けを撮るような謎の余裕がありました。

ジェッダのキング・アブドゥルアジズ(King Abdulaziz)国際空港からエジプトカイロに向かう飛行機なのですが、なんとターミナルを間違えてしまいました!
ターミナル1を目指してUberに乗ったわけですが、航空券の表記は「ターミナルN」。インフォメーションの人に聞くと「バスではっじたーみなる」にいけ、とのこと。

バスターミナルにいったものの全部アラビア語でよくわからず、明らかにぼったくりそうなタクシーの客引きにのせられ、「はっじたーみなる」に行ってもらうことに。

120kmぐらいで20-30分で「はっじたーみなる」らしきところについたもののなぜか乗る予定の飛行機は見当たらず、どうやら違うターミナルにつれてこられたことを確認。さらにタクシーで20分程飛ばしてもらいようやく目的のターミナル(North Terminal)に到着。いや、空港デカすぎ。チェックイン時間は過ぎていたけど、ごねにごねて乗せてもらうことに成功!いや〜事前に調べないとだめっすね。
ちなみに乗ったタクシーの両方でぼったくられました

ちなみに「ハッジ(Hajj)」とはムスリムの大巡礼を指しているらしく、ハッジターミナルはその時期だけ稼働するターミナルとのこと。といいつついまはハッジじゃないらしい。わからん。


LCCのカイロ航空にお世話になります。
機内で軽食(チーズとハムをパンに挟んだしょぼいサンドウィッチみたいなやつ)が出ましたが、ラマダン(断食)中だったためわれわれに散々押し付けられちゃいました。
当然食べきれず。。。

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到着!!

カイロ国際空港につきました!

アライバルビザを買います。2024年ではクレジットカードでも購入できました。25米ドルです。
これを買ってパスポートとともに入国管理官にわたすと、シールを剥がしてパスポートにビザを貼ってくれます。一言も喋らずゲートを通過できめちゃくちゃザルでした。

ギザ

現存するたった一つの世界の七不思議である「ギザの大ピラミッド」。こいつさえ見れれば後は何でも良いという気持ちで空港からUberに乗ります。

空港から出た感想は「涼しい」。砂漠のイメージを持っていた我々からすると結構驚きました。(3月下旬で10度台前半くらい)

ギザに向かうぞ

まず空港で現金(エジプトポンド、2024年現在で1ポンド3円ほど、最近暴落)をおろし、ウーバーを捕まえようとした時、まずタクシーの客引きがお出迎え。めちゃくちゃしつこい。ほんとに。
ぱっと見安くても、降りる時にチップやサービス料を要求してくることがあるので絶対に使いません。
ウーバーに乗ってギザに向かいます。

しかし引くほど交通ルールが悪い。ジェッダでも怖いと思うような運転や車間はありましたがレベルが違います。車線の存在意義はなく、ウインカーの代わりにクラクションという感じ。車間(左右)が異常に狭く慣れるまでめちゃくちゃ怖かったです。あちらこちらで事故が起きてました。でも、車窓から見える街並みは、ジェッダのものとは全然違い歴史を感じるものが多く、結構テンションがあがります。
街並みは全体的に茶色く、遠くにモスクが見えます。
ジェッダでは英語がほぼ必ずと行っていいほど併記されてましたが、エジプトではアラビア語のみの看板がほとんどで、異国情緒がいい感じです。空いた窓から流れてくる空気が涼しく心地よく、クラクションの音以外は快適な気分になりました。

ギザの大ピラミッドとメンフィスの遺跡群

ここにいくつかのピラミッドとスフィンクスや遺跡があります。
ここらへんはラクダの客引きがとにかく多いので注意です。
かくいう私たちもチケットセンターで販売員と仲介してくれたおじさんが実はラクダの客引きだったことが判明し、
チケットを返してもらうのにチップを払う羽目になりました…


ゲート入ったらこれ。THEエジプト。
いいですねえ。

とりあえず一番手前にある遺跡に入ってみます。

カフラー王の河岸神殿


かっけえ。ゼルダの伝説の試練の祠みたいな感じでめちゃくちゃよかったです。
カフラー王がなくなった後はここでミイラづくりが行われたとかなんとか。今から約4600年前の建造物なのに、こんなにしっかり残っているのはとてもすごいなと思いました。

スフィンクス

カフラー王の神殿を奥に抜けると、スフィンクスを横から見られる高台のような場所に到達します。

おお~!
スフィンクスは思ったよりは小さかったです。()
あと思ったよりしゃくれてました。
Ultimte Chicken Horseというゲームのステージにいたなあなんて思いながら眺めていました。
ライオンの身体と人間の顔を持った神聖な存在で、ピラミッドを守るために作られたみたいです。

クフ王のピラミッド


スフィンクスの場所から歩くこと15分くらいすると、クフ王のピラミッドがだんだんと近づいてきます。
ちなみにクフ王はカフラー王のお父さんです。
ピラミッドの入り口は全て北側にあるらしかったので北側に回り込みます。

ちなみに我々の訪問時はちょうどラマダン(断食中)で午後三時までの営業でした。イスラム圏はラマダン中は営業時間が結構通常のものと変わっていたりするので、観光する際は注意です。ちなみにホームページなどには書いてないことが多いです()

いや、でかすぎる。


こんなものが4000年以上も前から存在していて、しかも全く崩れていないの意味不明すぎる。

なんか入口が原神の聖遺物掘る場所みたいな形してた。いろんなゲームの遺跡系のデザインって古代文明からとってきてることが多いんだなと改めて実感。


ちなみに街中は猫だらけでしたが、ここら辺は犬が多かったです。

ちょっとピラミッドを上ったところからのカイロを一望。

このクフ王のピラミッド、課金すると中に入ることができます
中はなかなかな感じでした。ひたすら細くて狭い通路(横幅も高さも1mちょっとの通路)を進み、梯子を上ったり下ったりしたりが15分ぐらい続きます。冒険感はとてもありますが、すべての人の呼気が中でとどまっている感じなので、鬼のように暑くて酸素が薄い感じがしました。たどり着いた最深部はかつて棺が置かれていたであろう空間があります。
いってよかったとは思いますが、足腰が悪い人や体力に自信がない人は避けたほうが良いかもしれません。ちなみに撮影禁止だったので写真はないです。

メンカウラー王のピラミッド


メンカウラー王はカフラー王の子供にあたるらしいです。(つまりクフ王の孫)
そのピラミッドも近くにあるので行ってみることにしました。

このピラミッドはクフ王のピラミッドと比べると小さいですが、違った良さがあります。
ちなみにこのピラミッドも中に入ることができ、入口から5分ほど下ると最深部に到達する感じの規模感でした。
こちらのほうが手軽です。


さて、一通り見ておなかがすいたので。。。

ケンタッキーフライドチキン エジプト スフィンクス店

おなじみのチェーンがスフィンクスの見つめる先に存在するので、ここで腹ごなし。
ちなみにラマダン中ですが、外資系のお店は開いている感じでした。

118エジプシャン・ポンド = 360円ぐらい。
総じて物価は安いです。

この建物の2Fはピザハットでした。トイレは3階です。

ハン・ハリーリ市場 (バザール)

さて、ケンタッキーで腹ごしらえしたあとは、バザールに行ってお土産を見てみようと思います!
Uberでナイル川を眺めながら移動します。


市場の近くにあるアズハルモスクは時間外で入れなくなっていました。

市場にやってきました。

にぎわっています!!!人でごった返してますね~


日本にはない雰囲気です。日も暮れてきました。


市場の中を歩いているとなんか店員がめちゃくちゃ日本語で話しかけてきます。
「カカクハカイ!」「ゼンブタダ!」「ヤマモトヤマ!」「ヤクザ!」ハチャメチャです。

「ゼンブタダ!」で店に入って何も買わずに出ようとすると「ヤクザ!」といわれる流れが最高にやばかったですw

価格は基本的に最初はかなり高めに言われるので、粘り強く値下げ交渉しましょう。
いわれた値段で満足できないそぶりを見せて帰るふりをすると、どんどん安くなります!


夜も更けてきたので、ご飯を食べにレストランに行きます!

夜ごはん


メトロでレストランに向かいます。

ちなみにメトロは9駅以内なら3ポンド = 9円 で移動できる計算です。めちゃ安い。

エジプトの国民食「コシャリ」などをおなか一杯食べました。
豆と米とパスタにトマトソースをかけた、えぐい高カロリーの食べ物です。おいしいけどね。


エジプトはイスラム圏ですが、ビールが製造されています。
ステラ」と「サカラ」です。
ステラはすっきりした飲み口(薄目)、サカラは日本のビールに近い感じがしました。

その後、若干お散歩してホテルに帰って寝ました。
ちなみにホテルのシャワーが「一般的なトイレに体を洗う用のシャワーが付いている」状態で、めちゃくちゃ難易度高かったです。

2日目

エジプト考古学博物館


ホテルは博物館に近かったので、そのままお散歩がてら博物館に歩いてやってきました。立派。


中もめちゃくちゃ立派。そして想像の15倍くらい物量があります。


デカイ。


ヒエログリフみたいなもの。


よく見るやつ。アヌビス。古代エジプト神話の冥界神らしいです。


出土したであろうアクセサリー系も展示されています。(こういう色好き~!)


ツタンカーメン

が見れる部屋もありました。撮影禁止だったので写真はありませんが、すんごかったです。(語彙力)
おそらく金でできていたと思うんですが、装飾が細かく精巧で、思わず見入ってしまいました。

サラディンのシタデルとモスク


カイロにある中世イスラム時代の要塞です。十字軍(キリスト教勢力)との戦いで勝利を収めたサラディンが建てた要塞で、13〜19世紀の間エジプトの支配者の住処でもあったそうです。カイロを一望できる丘の上にあり、19世紀にはエジプトをオスマン帝国の支配から独立させたムハンマド・アリーが作ったモスクもどどんと鎮座しています。
入場料を払って、中に入ります。

城壁に歴史を感じます。ここで攻防があったのかな〜なんて思いながら…

どんどん登っていくと、一段と高い場所にモスクが見えてきました。

ムハンマド・アリーモスク


このモスク、トルコにあるブルーモスクを参考に作られたらしいです。トルコの方のモスクにも訪問したのですが、こちらのほうがより豪華な感じで、ちょっと形容し難いですが個人的にはだいぶ気に入りました。


モスクの外の柱とかがもうかっこいい。

マスクの中は土足厳禁。靴を脱いで入ります。


とにかく中は金ピカで、しかし嫌な感じの金ピカではなく、オリエンタルな雰囲気が漂うとても良い空間でした。思わず「お~~」と声を上げてテンションが上ってしまいました。


人も少なく、高台の上の涼しめの風がランプを緩やかに揺らしており、ずっとここに居たい感じがしました。

またガイドのような人が、大声を上げていましたが、それによってめちゃくちゃよく響くことが判明。ここでお祈りするとそれはそれは荘厳な雰囲気になるのだろうなと思いました。


中から外に出ると、こんな感じ。ここの雰囲気もトルコのブルーモスクにとても似ていました。


モスクから出ると、カイロ市内を一望できます。
涼しいそよ風がなびいていて心地よかったです。

遠くにピラミッドが見えますね。


ここにいてもあちらこちらからクラクションの音がして、交通問題は結構深刻だなと思いました。(こっちの人、ウインカーを使わずクラクションで全てコミニュケーションしているようで、中々…中々…)

エジプト軍事博物館


また、この敷地内にはエジプトの軍事博物館のようなところもあったので、ちらっと見て回りました。
ミサイルとかわかる人には楽しそうな感じでした。

と、こんなところでタイムアップ。Uberで空港に戻ります。

帰国!


エジプトの空港に戻って仕事の待つサウジに戻ります。

帰りはでかい方のターミナルに着きました。行きと逆が良かったなー。

1人で旅行するには人や交通の問題でレベルが高そうでしたが、雰囲気や建物は馴染みがなくぜんぜん違うので、とても楽しめました!(イスラム圏のサウジやトルコとも違い、キリスト教圏でもない独特の感じ)
複数人で行く機会があったら、また行ってみたいなと思いました!!

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