カメラを買い換えた

カメラを買い換えた

概要

2018年の5月ぐらいにカメラを買ったのに、なぜ半年強で買い換えたのかについて話します。

なぜよりにもよってメーカーを変えることになったのか。なぜ今時ミラーありのカメラなのか?

僕とカメラ

半年前に買ったのは、Canon EOS8000Dというモデルです。カメラの知識はほとんどないまま、「なんとなくみんな買っているし、今のスマホのカメラ性能微妙だから」という理由で買ったのがこのモデルでした。

写りもよく、ファインダーをのぞいて撮る体験が気持ちよく、どんどんカメラにのめり込み、レンズも何本か購入しました。

ネモフィラも綺麗に撮れました。
と、このように花や人、物を撮るのならこのカメラで十分だったのですが、この記事のように星景写真を撮ることが多くなってきました。

こういう写真を撮るとき、シャッターを長く開ければ明るくなるわけですが、地球は自転しているので30秒ほど開けると星が流れてしまいます。

よって短めのシャッタースピードISO感度を上げることになるのですが、そうなると高感度ノイズが目立ってしまいます。このノイズ、現像時に頑張ればなんとかならないことも無いのですが、その分暗めの星も消えていくので調整が大変みたいなことが起き始めました。
また、もう少し空を広く写したいな、とも思い始めました。8000DのセンササイズはAPS-C(Canon)なので、焦点距離が1.6倍になります。僕が星撮り用に使っていたレンズの広角側は11mmだったので、換算17.6mm。超広角ではありますがもう少し!と思ってしまいました。
という感じで、カメラの買い替えを検討し始めました。

一眼レフかミラーレスか

買い替えの動機がノイズを減らしたいというものだったのでフルサイズになることは決まっていたのですが、今の時代には一眼レフではないフルサイズミラーレスカメラが存在します。ミラーレスカメラは魅力的です。

  • 小さい
  • 軽い
  • EVFなのでピーキングアシストや露出プレビューが使える
  • 未来がある

結論から言ってしまえば、ミラーレスでない普通の一眼を買ったわけです。なぜかというと、

  • 電池の持ちが良い
  • やっぱり光学ファインダー
  • なんと言っても所有感

電池持ちについては、ファインダーに電気を使わないので言わずもがなです。
ファインダーについては、たしかにEVFには上述の通り沢山の便利機能がついてます。しかし、実際にカメラを構えて写真を撮ろうとした時にEVFを覗くと「その場で写真を作ってる(現像している)感覚」になります。これはこれで良いと思うのですが、光学ファインダーで「その場の光を手中に収める感覚」が僕は好きなんです。ありのままの光を見て、あとでその光景を思い出して現像するのが結構好きだったりします。
そしてなんといっても所有感です。ガッチリしたボディや心地よいシャッターフィールなど、使っていて僕は道具を使っているんだという感覚になれます。
ということで、時代の流れに敢えて逆らってミラーありの一眼レフを検討することにしました。

メーカーはどうするか

もともとCanonのものを使っていたので、最初はCanonのものを検討していました。しかしDxOMark – The Reference for Image Qualityなどを見ていると、Canon機の買い替え検討の一番の要因となった高感度性能がイマイチなスコアなのです。Canonの色味は好きでしたが、この点で他のメーカーを検討し始めました。

また、天体写真に手を出そうとした場合、宇宙空間上の水素が放出するHαという光が写ることが条件になるのですが、大抵のカメラは写らないようにするフィルターが付いているので写りません。なので一般的にはこのフィルターを取り外す改造をします。しかし改造してしまうと写真全体が赤っぽく写ってしまうので、2台持ちすることになります。でもそんなお金はないなー…。そんなことを考えているうちにこんな情報を耳に挟みました。

PENTAXのカメラはHαが比較的写りやすい

ということで、ペンタックスのフルサイズであるPENTAX K-1が目に留まりました。そしてこのカメラ、実はとてもコスパが良いことがわかりました。このカメラ、現在のミラーあり一眼レフとしては全部入りという性能です。

  • 5軸・5段 手ぶれ補正
  • フレキシブルチルト液晶(変態液晶)
  • 電子ダイアルが3つ
  • GPS, 地磁気センサー内蔵
  • カードスロットが2つ
  • 最大ISO 204800
  • 超解像機能
  • アストロトレーサー(天球の回転に合わせてセンサーを回転してくれるもの)

ということで、Pentax K-1をチョイスしました。実はK-1 Mark2という1つあとのモデルもあったのですが、中古価格的にこっちの方が良いかなとなりました。
レンズはとりあえずこの三本を揃えました。

  • PENTAX DA50mm F1.8
  • TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)
  • Samyang 14mm F2.8 ED AS IF UMC

帯の色が信号機みたいですよねー。
この辺に関しては、また後の記事で書こうと思います。

まとめ

確かにミラーレスは便利ですが、自分のわがままにより、ミラーありのカメラにしました。また、思い切ってメーカーを変えました。後悔はしてません。将来性がないとか時代遅れとか言われてもいいんです。所詮カメラなんて趣味です。そしたら自分が使っていて楽しいものを選ぶのが吉だと思います。
そのうち使った感想を書こうと思います。

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