PENTAX K-1を少しいじってみて感じたこと

PENTAX K-1を少しいじってみて感じたこと

ペンタックスK-1が届いて早2ヶ月。使っていく中で感じたことが色々あったので書きたいと思います。
ちなみに前に使っていたカメラは、Canon EOS 8000Dです。センササイズはAPS-Cで、入門機種+αの性能でした。(まだ売ってないんですけどね)
CanonからPENTAXに乗り換えて良かった点なども入っていると思います。

変わって良かった点

暗所に強い

センササイズが大きくなり、画素間のピッチにも少し余裕ができたためか暗所に強くなりました。K-1ISO感度の許容値が上がったのもあると思います。前のカメラだとISO6400でだいぶ厳しい感じがありましたが、K-1だとISO6400だとまだまだいけるな、という感じがあります。

↑ISO5000だけどだいぶノイズが少ない

ボディ内手ブレ補正ユニット

これ、強いです。5段5軸の手ブレ補正がどのレンズを使ってもかかるのはとても心強いです。秋芳洞に行った時に、手持ちでシャッターを1/2秒くらい開けたりしていたのですがほぼブレず、快適に撮影することができました。(途中から調子に乗ったため、微ブレを少し確認)

まだ試していないですが、おそらく望遠などを使う時にも役立つと思います。

電子ダイアル3つ+緑ボタン

K-1に買い換えて「マジで便利」と思っているのがここです。自分は基本的にずっとマニュアルモードで撮影しているのですが、前のカメラだとISOに割り当てられたダイアルがなかったので少し操作が煩雑でした。K-1には電子ダイアルが3つあるため、それぞれのパラメータをそれぞれのダイアルで調整できるのが天才ポイントでした。
また、PENTAXのカメラについている緑ボタンが超便利でした。マニュアルモード時にこのボタンを押すと、一瞬で適正露出に変更してくれます。自分は緑ボタンの動作を「Tv Shift」にしているので、マニュアルモード時にこのボタンを押すとシャッタースピードがシフトする形で適正露出になります。このボタンがないと、マニュアルで撮っている場合何枚か撮って自分で適正露出に近づける、という作業が必要になりますが、ボタン一発で撮れる状態になるので、特に旅などで急に周囲の光量が変わった時などにとても便利です。これだけでも買い換えて良かったなーと思います。

変態チルト液晶

光軸がブレずに画面の角度をぐにゃぐにゃ変えられる機能です。(見ていて飽きないというのもありますが)バリアングルでは画面の角度を変えようとすると、光軸がずれて平衡感覚がおかしくなっていましたが、そんなことは起きなくなりました。そのかわり自撮りはできませんが、まあしないので良しとしましょう。
個人的には縦にもう少し傾けられるといいなーとも思いますが、まあ、いいでしょう。

アウトドアモニター

これも外で写真を撮ることが多いならマジで便利です。
一言で言うと「画面の明るさを変える機能」です。
え? そんなのどのカメラにもあるやん?って思うと思うのですが、このカメラは撮影モード時に十字ボタンの下を押すと瞬時にこの機能が呼び出されます。よって屋外で「少し画面暗いなー」とか「画面明るすぎ」と思った時にボタン一発で明るさが調整できます。これが地味に便利。もうこれなしでは生きていけない気がします()。
自分は設定で、電源を切ってもアウトドアモニターの設定が持続するようにしています。

LEDライト

この機種、あるボタンを押すと、サブ液晶、マウントの上部、レリーズ端子、液晶の裏が光ります。特にマウントの上部は暗所でレンズ交換をする時にマジで便利でした。レリーズ端子は光っても、レリーズ端子の上のカバーは光らないので個人的には微妙でした。

GPS電子コンパス内蔵

地味に便利な機能ですね。後から正確なジオタグを確認できるのももちろん、星を撮る時にどの方向を向いているのかなどをカメラ本体で確認できるのは、結構便利でした。

変わって微妙な点

とにかくレンズが少ない&結構ボディ内駆動

これ、、、結構重大です。最近のSigmaTamronは見向きもしてくれない上に、Kマウントに変えるようなマウントアダプターも存在せず、結構ツムツムって感じです。純正レンズは結構あるのですが、大半がAPS-C専用のDAレンズ。豊富なオールドレンズラインナップはあるのですが手に入れるのが大変だったり…
サードパーティさん〜〜Kマウントにレンズ出して〜〜

あと、結構なレンズがボディ内駆動で遅い&うるさいです。Canon界隈だと「このレンズはDCモーターだからうるさいんだよね〜〜」みたいな感じでしたが、PENTAX界隈だと「このレンズDCモーターだから早いし静かだよ!」って感じになります。

AFが微妙

前のモデルよりかは早くなったようですが、それでも早いわけではありません。そして精度も個人的には微妙。Canonがよすぎるだけかもですが。暗所で使う時はど真ん中しか使えません。うーん。

連写が遅い

かなり遅いです。動体には向いてません。たまに撮るときに画質を気にしないのであれば、クロップすれば速度がそれなりになるのでそれで許せるならいいと思います。自分もたまに頭上の鳥を撮るときにはクロップしてから連写します。

動画機能がオマケすぎる

このカメラ、なんとFullHD60pが撮れません。まあ写真が撮れればいいんですが、ちょっと動画が撮りたい時には微妙かなと。

画像転送がすんごく遅い

Wi-fiダイアルから一発でONにできるのと、RAWが転送できるのはとてもよいのですが、肝心の転送がとっっっても遅いです。画像サイズがでかいのはあるんでしょうが、それにしても遅いです。

物理的に重い

本体だけで1kgくらいあります。首に下げてても写真撮ってても肩がすごい凝ります。望遠とかつけたらどうなるんだろう。

まとめ

風景中心の人にはとてもいいと思います。めっちゃお勧めできます。動体撮る人やスナップ中心の人にはお勧めできないかなあという感じです。

今買うならMark2かなって感じがしますが、中古だとK-1無印がかなり安いのでそれもオススメです。

↓Mark2

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ  15996

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ 15996

カメラカテゴリの最新記事