こんにちは。うぃたです。
この間、雪山登山講習会と 初心者向けの冬山に行ってきたのでその様子をレポートします。
雪山登山講習会 at 谷川岳
群馬、新潟県境、真下に関越トンネルが通る谷川岳にて、雪山登山講習を受けてきました。
当日は朝九時に集合し様々なことを教えていただきました。
講習内容
アイゼン
アイゼンの付け方など基本的なことはもちろんですが、メインになるのはアイゼンを使った雪上での歩行技術です。
基本はフラットフッティングです。雪面に対して平行に足を置きます。アイゼンのすべての刃をきかせるためです。
よくスキーをする自分としては「斜面では山側の刃(エッジ)をきかせる」というイメージだったので、これにはなかなか慣れませんでした。
フラットフッティングで斜度が上がってくると、ふくらはぎがつらくなってくるので、ハの字に足を広げたり、谷側の足をすこし下に向けたり(トラバース時)します。
それでもきつい場合、横歩きになるのですが、個人的にはこれがいちばん難しかったです。
スキーの横歩きとは全くの別物で、身体を前後に揺らしながら谷側の足を山側の足の前を通すようにあがっていきます。(伝わらない)(ダイアゴナルとかいうらしい)
また、雪が多い場合はキックステップ、斜度がある場合はフロントポイントなどといろいろな技術を教えていただきました。
ピッケル
ピッケルは常に山側の手で持ちます。また登っているときはピッケルの刃(ピック)部分が前に、下っているときはピックが後ろになるように持ちます。
このピッケル、ストックのように使うものとばかり思っていましたが、ストックとは全然使い方が違いました。
ストックだとスノーバスケットをつけているので雪面で割と力をかけても沈まないので、身体の支えにできますが、
ピッケルはどんどん沈んでいってしまうので、このような使い方はできません。
じゃあどのようにつかうかというと「バランス取り」「リズム取り」です。
ピッケルは雪面にちょっと指すのみですが、それでバランスをとるのに使うようです。
これには慣れが必要そうでした。
またピックを使った滑落停止訓練も(一応)教えてもらいました。
その他
ロープをつかった歩行訓練から、カラビナ、ビーコンなどの小物の使い方、選び方などたくさんのことを教えていただきました。
みなさんも雪山登山に挑戦される際は、まず初めに雪山講習を受けるようにしてみてください。
北横岳
初心者向けの雪山として人気な「北横岳」にいってきました。
ロープウェイで気軽に登れるのが人気の秘訣のようです。
アイゼンを使用した歩行の訓練をすることができました。
ロープウェイを降りてアイゼンを履いていざ。
木々が雪にまみれてますね～
この日は麓で-7度。頂上は-11度でまあまあ寒かったです。
どんどん登っていきます。
ヒュッテについて一休み。魔法ビンに入れたあったかいほうじ茶を飲みます。うまい。
マクロレンズで雪の結晶を。自然の神秘ですね。
登頂！
周りは真っ白、風はびゅうびゅう、激寒でした。
帰り際に
すぐそばの御射鹿池にちょっと寄り道しました。
今後もちょっとずついろいろな雪山に登っていきたいです。
装備
今回の私の装備です。全部正規の価格で買うとべらぼうに高いので、中古だったりセールを狙ったりポイントをうまく使ったりしています。
もうちょっと揃えたいな～と思っています。
【頭まわり】
・ヘルメット(レンタル)
・バラクラバ(目だし帽) <マムート>
・ニット帽(なんかよくわからないやつ)
・ゴーグル(スキー用)
・ネックウォーマー(なんかよくわからないやつ)
【上半身】
・Crater Hooded HS Jacket (AFではないもの) [マムート]
・ウルトラライトダウン [ユニクロ]
・化繊フリース [ユニクロ]
・Nair ML Jacket [マムート]
・ベースレイヤー(昔スキー用に買ったやつ)
・ドライレイヤー [おたふく手袋]
【下半身】
・ライトアルパインパンツ [モンベル]
・Trekkers 2.0 Pants AF Men [マムート]
・ブレスサーモ EXプラス タイツ [ミズノ]
・SmartWool マウンテニアリング [Smartwool]
【装備】
・登山靴: マンタテックGTX [SCARPA]
・ピッケル: DRON Plus [Climbing Technology]
・アイゼン: エアーテック・ニューマチック [グリベル]
・ストック: なんか古いやつ [ミレー] にスノーバスケット[Black Diamond]装着
・グローブ: スキー用
・ザック: なんか安いやつ
・ビーコン(レンタル)
・ハーネス(レンタル)
・環付きカラビナx2 [Black Diamond]
このほかに、プローブやスコップなどが必要です。
